「音のお絵描き」＠ 山江村スクールコンサート [ライブツアー]
熊本・人吉「じゅぐりっとコンサート」の後、１０月７日、熊本県球磨郡の山江村体育館にて、スクールコンサートでした。
山江村と言えば、今年の夏に“かっぱの川流れ”（川の流れに身を任せて浮かんで遊ぶ）体験をさせてもらった万江川が流れる緑豊かな村。
山田小学校、万江小学校、山江中学校の生徒さん、そして地元の村民の方々約２００名が集まってくださり、サックスのトマさんと楽しいひと時を過ごしました。
私のピアノソロ演奏からスタート。ステージに出ると、みんなお行儀よく正座してるではないですか！びっくりしたので、まずは聴きやすい体勢でリラックスしてもらって、演奏スタート。
「ジュピター」から始まり、トマさんのアルトサックスで「Emily」、そしてソプラノサックスでtoma曲「安曇野の朝」、その他、オリジナル曲やスタンダードジャズを楽しみました。
サックスの生演奏はみんな初めてだったみたいで、トマさんのあったかい音色に引き込まれ、真剣に聴き入ってた様子です。
定番のレクチャーコーナーでは、「リパブリック讃歌」を色々アレンジして演奏してみたり、３校の校歌をメドレーでアドリブで演奏。
そして今回のコンサートの目玉は「音のお絵描き」。（お客様からからお題目をいただいて、そのテーマをイメージして、その場でアドリブで曲を演奏する＝音のお絵描きをする）
学校ライブやソロライブでは、時々やってますが、毎回どんなお題目が出て来るか、結構スリルもあって、面白い！最初はみんな遠慮がちだったけど、勇気を出して、３人の生徒さんが手を挙げてくれました。
小学生の女の子からは「野原でかけっこ」
小学生の男の子からは「川」
中学生の男の子からは「ライオン」
「野原でかけっこ」は５月のつくしいばらの季節をイメージしながら、
「川」は万江川でかっぱの水流れ遊びした時の事を思い出しながら、ピアノで奏でてみました。体育館の外から鳥の声も聞こえて、なんだか気持ちよかったな。
そして一番難しかったのが「ライオン」！
一言で「ライオン」と言っても、色んな表情＆イメージがある。今回は吠えるライオン、野生動物の王者…的イメージで奏でてみましたが、ちょっと怖くてどっしりした感じの曲になっちゃったかもしれない？トマさんもアルトサックスで、一緒に盛り上がってくれました！
球磨地方との出逢いのきかっけになった私のアルバムから「ビルマの少女」、そしてラストは「風が待ってる」も演奏。
球磨郡でのスクールコンサートは、今年で４校目。
これから未来へ向けて、成長し羽ばたいて行く小中学生の前で、演奏させていただけることに、いつも幸せを感じます。本当に毎回色んな発見があり、課題もいっぱい...。
みんなの心に、ほんの少しでも「音楽って面白いな、楽しいな〜」って瞬間があればいいなと思います。
そして終演後に生徒を代表して発表してくれた、中学生の山下くんのお礼の言葉が、とても心に残り感動しました。原稿も持たずに、その時に感じた“自分の言葉”で、私たちのコンサートの感想を伝えてくれて、とても嬉しかったです。
山江村のみなさん、ありがとうございました！
又いつか会える日を、楽しみにしています。
（終演後にいただいた、山江村の栗で作ったほかほかの“栗まんじゅう”
とっても美味しかったです。感謝☆）
熊本・人吉「じゅぐりっとコンサート」 [ライブツアー]
10／5（土）、熊本県人吉市にて「じゅぐりっと野外コンサート」でしたが、雨の為「人吉第一中学校体育館」にて開催。雨にも関わらず、３００人以上のお客様が集まってくださいました。
(photo by Fumika.K)
私は今年で四回目の出演。メンバーは自然派サックスのTOMAさん、国内外で活躍中のギターの西藤ヒロノブさんと初トリオ。バンマス（リーダー）はmami担当。幅広い年齢層のお客様に楽しんでいただけるよう、選曲はギリギリまで悩んだけれど、人吉のお客様からは、「今回のステージは大人っぽくてメロウで、選曲もアレンジもとっても良かった…」等々、嬉しい感想を頂き感激です！
オープニングはmami曲「祈り」〜ヒロノブさんの素敵なギターと私のピアノ＆ボイスでホルストの「Jupiter」。この曲は平原綾香さんの歌唱で世に広まりましたが、私は子供時代から大好きな曲だったので、改めて名曲は、永遠の光を放つんだな〜っと実感。その他、トマさんの「愛しき星」、ヒロノブさんの「Tasogare」も心地よく...スタンダードジャズ、日本の名曲等、楽しみました。全く違った個性の３人だけど、共通項は“ハート”。とっても幸せなステージだったな。
（ダブルまみ）
可愛い女の子は、ヒロノブさんの姪っ子のまみちゃん！この時、可愛いまみちゃんから「ねえ、何歳？」と質問攻めが…（笑）
「何歳に見える？」（私）
「…３１歳」（まみちゃん）
「うーんとねえ、もっともっと上だよ・・・４○才」（私）
「...？？？？」（まみちゃん）
小学３年生のまみちゃんは、私の年齢がすご過ぎて？想像できないらしく？応えに困ってしまったようでした（笑）
まみちゃんもピアノを習っていて、色んな曲を作って弾いてるそうです。
「いつかまみちゃんの曲も聴かせてね！」っと約束したのでした。
（コンサート前日の人吉城趾。この場所で演奏予定でした。明日晴れますように！ってお祈りしてきたんだけどなぁ...）
今回の初トリオの素敵な出逢いを作ってくださった、森のホールの小川さん、そして半年以上前から準備してくださった、実行委員の皆様、役所の方々、強力な地元のボランティアスタッフの皆様に感謝です。
雨の中、聴きに来てくださったお客様、人吉のみなさん、ありがとうございました。又いつの日か、人吉城趾で演奏できる事を祈ってます。
フラメンコギター・沖仁 CONCERT TOUR 2013-14 "Guitarra Flamenca ～Dialogo～"スタート [ライブツアー]
９／２８（土）行徳I&Iホールにて、フラメン・コギタリストの沖仁さん「 CONCERT TOUR 2013-14 "Guitarra Flamenca ～Dialogo～"」がスタート。沖くんのギターもトークも乗ってます。そして今回初組み合わせのメンバーも最高！
沖仁くんとは末弟石塚隆充（フラメンコ歌手）を通じて、彼がデビューする前（約２０年以上前）から交流があるのですが、現在日本を代表するフラメンコギタリストとして活躍中。先日リリースされた新作アルバムでも見られるように“沖仁ワールド”を更にひろげ輝いてます。
ツアーメンバーは沖仁さん（フラメンコギター) 、ホセ・コロンさん（パーカッション）、島祐介さん(トランペット）、そして私のピアノ（＆ピアニカ・ボイス）…このサウンド、久々に新鮮でこれからの音の展開が楽しみ。「DANZA」という曲で、ほんの少しだけピアニカを奏でるのですが、数年前、スペインにてピアノが無いタブラオで、沖くんとTAKA（カンテ）、そして私のピアニカで盛り上がった夜を、懐かしく思い出しました。
秋から２０１４年明けまで、このメンバーで全国ツアーです。東京では１２／１５＠渋谷オーチャードホールにて、多彩なゲストを迎えてスペシャルコンサートの予定。
リハ直後、メンバー＆スタッフ全員で珍しく集合写真撮影！メンバーもスタッフも、みんなその道のプロであるわけですが、常に前向きでハートがいっぱい♡素敵なみなさんと一緒に演奏できるのは幸せです。
（終演直後・舞台袖スナップ）
そんなわけで自分名義のmamiライブは年内お休みです。
沖仁くんのツアー、渡辺真知子さんのツアー、フラメンコ歌手・石塚隆充のツアーであっという間に２０１３が終わりそう...。たっぷりいろんなサウンド＆素敵な出逢いを楽しんで（吸収して）来春から始まる、mamipianoライブシリーズに向けて、曲作り＆準備もじわじわと進行中です。
渡辺真知子さんの「35th Anniversary 'Amor & Smile'Tour」スタート！ [ライブツアー]
９月１４日から渡辺真知子さんの「35th Anniversary 'Amor & Smile'Tour」が始まりました。
真知子さんの歌もトークも絶好調！メンバーはおなじみベースのコモブチキイチロウさん、ドラムは加納樹麻さん、そして今回はバイオリンの佐久間大和さん、サックスの竹内直さんも加わり、スパイシーな新たなサウンドを楽しみつつ盛り上がってます。
で私は、ピアニスト＆バンマスとして参加。毎回色んなピアノとの出逢いも楽しんでますが、今のところピアノの状態も良い感じでほっ♡ということで、たまには私の“ピアノ目線”スナップを...。
先週9/14（土）は長岡にてベーゼンドルファー。
9/21（土）は狛江にてスタインウェイ。
そして９/２２（日）は横須賀YTYにてヤマハのピアノちゃんと盛り上がって参りました。
そういえば、横須賀YTYのステージで素敵な場面がありました。
横須賀は真知子さんのふるさと。メンバーのコモちゃん（B）も子供の頃、横須賀で暮らしてたそうです。しかも真知子さんとコモちゃんは同じ中学校の同窓生。コモちゃんの小学校の卒業アルバムにの寄せ書きには「渡辺真知子バンザイ！」っと記してあり、そんなエピソードを「Volare」のベース・イントロの直後に、真知子さんがニコニコしながら紹介〜。（文才の無い私は、その素敵な瞬間をうまく説明できないのがくやしい）とにかく、みんながハッピーになっちゃった！！
真知子さんは昨秋から年明けにかけて、２枚のアルバムをリリース。デビュー３５周年に入り、この秋は日本メンズファッション協会主催・いつまでも活き活き楽しくかっこよく人生を生きる人に与えられる「グッドエイジャー賞」を受賞されたり...と常に現在進行形。
私も全国ツアーに参加＆共演してますが、ステージでピアノを弾きながら、毎回、良い意味で特別な緊張感に包まれる曲は「愛（いのち）のゆくえ」。３・１１大震災の後に作られた曲ですが、詞・曲に込められた真知子さんの深い想いを感じます。（この曲は昨秋発売されたアルバム「腕の中のスマイル」に収録。光田健一さんの編曲も素晴らしいです）
そしてそして、コモちゃんのベース、樹麻くんのドラム、とのレギュラー・トリオ（Special Egg)の音もどんどんバンドっぽく溶けて来た感じ。真知子さん曰く“三つ編み”みたいなサウンドが生まれる瞬間があって...これから益々楽しみです。狛江＆横須賀と共演した、佐久間大和くんのバイオリンも若さ溢れてパワフル、竹内直さんのサックス＆Flも渋くて素敵でした。真知子さんもメンバーも個性豊かでハート溢れて素晴らしい！！
次回は１１月１５日（金）＠渋谷・大和田さくらホールにて、グッドエイジャー賞受賞記念《渡辺真知子コンサート2013 ‘Amor & Smile’ Special》。ストリングス、ホーンセクションも加わり、更に更に盛り上がりそうです。
是非お越し下さいませ！！（詳細はHPスケジュールをどうぞ）
渡辺真知子さんの「迷い道」や「ブルー」が大好きで、ピアノで弾き語りして遊んでた子供時代の「私」が見たら...ビックリするだろうな（笑）
「あさぎり中学校スクールコンサート」〜熊本ツアー（３） [ライブツアー]
ツアー３日目（５/２７）は、熊本県球磨郡あさぎり町「あさぎり中学校」にてスクールコンサート。
「体育館の真ん中にピアノを置いて、ベースとパーカッションと輪になって、その周りを生徒さんたちが輪になって、自由に好きな場所で聴いてくれたらいいな…。生音の響きを大切にして、みんなとやり取りできる距離感でコンサートできたらいいな」っと心の中でイメージしながら、あさぎり中学校へ向かいました。
到着すると学校の入り口は緑のアーチが！東京育ちの私にとっては夢の様な素晴らしい環境！！
会場となる体育館に入ると、今回のツアー（２５＆２７）でお世話になった素晴らしい調律師の安永さんが、丁度調律を終えた所でした。
「まみさん、せっかくだからピアノのふたを取って、体育館の真ん中にピアノを置いて演奏されたらどうですか？」っと。まさに私がイメージしてたステージの形。以心伝心！
「わ〜、私もそうしたいと思っていたので、是非お願いします！！」
早速みんなでピアノを移動してステージ作り。
音響担当は２５＆２７とお世話になった尾崎電気さん。ご自身も趣味でジャズのビッグバンドで演奏されてるとのことで、いつもニコニコ＆私達ミュージシャンの気持ちを大切に、音作りしてくださり助かりました。
(photo by Mane)
コモちゃんとトモヒロさんとのトリオも３日目。同じ曲を演奏していても、いつも新鮮な気持ちで演奏できる。だんだんリラックスして、どんどん楽しくなってきて、毎回どんなサウンドが生まれるかワクワク...。
(photo by Mane)
１曲目はピアノソロで「花のワルツ」まみバージョン。
体育館のピアノは、だいたいどこの学校も酷い状態になってるのですが、安永さんの調律で体育館のピアノとは思えないほど、とても良い状態に蘇り、体育館の外から聞こえる小鳥のさえずりと共演しながら（笑）、気持ちよくソロ演奏できました。
ちなみに安永さんとは２年前“ひとよし森のホール”で出逢いました。私が子供の頃からずっとお世話になってる調律師さん以外で、心から信頼できる調律師さんに出会う事はなかなか無いのです。お話してるだけでピアノへの愛情を感じます。限られた時間＆環境の中で、私が求めてる音、鍵盤の状態等を作ってくださり、今回のツアーでは助けていただきました。
そして２曲目はコモちゃんとトモヒロさんがパーカッションを奏でながら後ろから登場。私がスキャット初めて「One Note Samba」。楽器紹介コーナーでは、コモちゃんがアップライト・ベースで牛の鳴き声を奏でてくれたり、トモヒロさんは音楽室にあるタンバリンで華麗な演奏をみせてくれて、生徒のみんなはびっくり。レクチャーコーナーでは「リパブリック讃歌」を色んなリズムで演奏したり「校歌」をその場でアレンジして演奏等々...
約１時間、あっという間でした。
(photo by Mane)
そういえばツアー中、毎回「竹田の子守唄〜五木の子守唄」を歌いましたが、トモヒロさんの方から懐かしい音がカラカラカラ〜っと♪ 実は“ポロンちゃん”の仕業だったのです（笑）私が赤ちゃんだった頃、家にあったなぁ。
最後はみんなで「翼をください」大合唱！みんなの歌声とピアノ、ベース、パーカッションの音が溶け合って、体育館いっぱいに広がりました。思いがけずアンコールも出たので、みんなの手拍子をベースに、スタンダードジャズの定番「Take the A train」！！
終演後、片付けをしてるとそれぞれにサインを求められ、生徒さん達と色んな話をしました。みんな色んな感想を聴かせてくれて、楽しんでくれたみたいでよかったです。
今回のコンサートで「音楽って、楽しいな〜」って少しでも感じてくれたらそれだけで嬉しいな。今迄に色んな学校でコンサートしてきたけれど、大好きなメンバーと共に、未来にはばたく中学生の前で共演できた事は、私にとって宝物です。私の夢が又一つ、実現・・・。
(photo by Mane)
スタッフのみなさん、学校の先生方、たくさんのパワーをくれたあさぎり中学校の生徒さんに感謝。
この日で熊本ツアー・トリオ演奏が終了。３日間共演して、コモちゃんとトモヒロさんの音楽の素晴らしさ、心の温かさを改めて感じました。今後も是非、このメンバーで“まみトリオ”やりたいと思っています。
トモヒロさんは車で東京へ。パーカッションも最高だけど、長距離運転のパワーにもびっくりです。私とコモちゃんは、翌日、小学校コンサート＆老人ホームでの慰問演奏へと続きます…。
あさぎり中の先生方と(photo by Mane)
「ひとよし森のホールライブ」〜熊本ツアー（２） [ライブツアー]
熊本ツアー２日目（５/２６）は「ひとよし森のホール」でトリオライブでした。
このホールとの出逢いは９年前の５月。「ビルマからの便り」ギャラリー＆ライブ以来、ご縁があって毎年演奏しています。生音の響きがとても心地よくて、とても素敵なホールです。地元＆全国各地から素敵な方々が自然に集まって来る、大好きなアートスペース。
オーナーの小川香さんには本当に色々お世話になっており、すっかり親戚モード？！森のホールに到着するとついつい「ただいま〜！」っと言ってしまいます（笑）それくらいほっとできる場所なのです。（ちなみに小川香さんは、ボランティアでツクシイバラの保護活動、じゅぐりっとコンサート実行委員もされてます）
(photo by Mane)
前日の「ツクシイバラコンサート」とはちょっと選曲を変えて、リラックスしたムードで盛り上がりました！オープニングは「One Note Samba」。すごーく楽しかった！！！
その他、コモちゃんのオリジナル曲「湖上」デュエットも大好評。トモヒロさんのパーカッションソロも、初めて聴くお客さまはみんな大感激。アンコールでは私にしては珍しく「上を向いて歩こう」をレゲエバージョンで。最初はベースとパーカッションで歌い始めたら、二人のあったかいサウンドに包まれて、またまた幸せ気分になってしまって、泣きそうになってしまいました。
コモちゃんとトモヒロさんが生み出す音とハートは、とってもあったかいのです。大好きな空間で素敵なメンバーと共に演奏できた事が幸せで、みんなに感謝です。
(オーナーの小川香さんと〜Photo by Tomo)
打ち上げでは、地元のお客さまとみんなで乾杯。
色んな素敵な出逢いがひろがって、最高の夜でした。
そして翌日は「あさぎり中学校スクールコンサート」へと続きます…。
（打ち上げにて）
「ツクシイバラコンサート」〜熊本ツアー（１） [ライブツアー]
遅ればせながら、石塚まみ・熊本ツアー（５/２５〜２８）リポートです。
初日５/２５は石塚まみトリオにて、球磨郡あさぎり町の須恵文化ホール「ツクシイバラコンサート」。メンバーは国内外で大活躍中のベースのコモちゃんことコモブチキイチロウさん、パーカッションのヤヒロトモヒロさん。
５月末は丁度、球磨郡に自生するバラの原種・ツクシイバラ満開の季節。
演奏前に自生地の球磨川沿いを訪ねると、こんな可愛らしいツクシイバラが！！
「まみさ〜ん！」っと地元の方に声かけられてびっくり。
以前、錦町音楽祭でお世話になった地元のスタッフの方々でした。
仮設テントの下でお茶とお漬け物をごちそうになり、すっかりいい気分♡
(Photo by Tomo)
このトリオでの演奏は初めて。でも、ずっとずっと前から、私の中ではこのお二人とのトリオのイメージがあり、実現できる日を夢見ていました。
パーカッションのトモヒロさんとは、約１０年前に、ベースの吉野弘志さんのセッションで「アケタの店」で初共演。洞窟のようなライブハウスで演奏しながら、宇宙に飛んで行く瞬間を感じ、その時から私はすっかりトモヒロさんのパーカッションに魅了され、いつかトリオで演奏したい！と思い続けていました。
歌心溢れるベースのコモちゃんには、フラメンコ歌手の弟・TAKA共々お世話になっておりますが、５月はほとんどコモちゃんとツアーで共演してました。数えたらなんと１４日間も（笑）！
ということでこのトリオでの演奏、予想以上に心地よくて風のようにやわらかくて、温かく包んでくれる深いサウンドで...ツアーを終えた今でも余韻に浸ってます。
(Photo by Mane)
オープニング曲は、９年前に球磨郡との出逢いのきっかけとなったアルバム「ビルマからの便り」から「祈り〜Pray」。その他、私が大好きな「亡き王女のためのパバーヌ」、私がインドを旅した時に生まれた「ジョドプールの風」他、日本の歌から「竹田の子守唄」、「五木の子守唄」、スペシャルアレンジで「茶摘み」も楽しかった〜！今回のツクシイバラをテーマにした「おかえりなさい〜ツクシイバラの詩」も演奏。
CD「おかえりなさい〜ツクシイバラの詩」のジャケット画を描いてくださってる、バラの画家・流郷由紀子さんも来てくださり、みなさんにご紹介できた事も嬉しかったです。流郷さんは毎年ツクシイバラの季節に球磨郡の自生地を訪れ、ツクシイバラを描き続けていらっしゃいます。
お客様のムードも流れてる空気もホールの響きも、ピアノの状態も最高で（ピアノについては後日ブログに掲載）安心して演奏できました。音響さん、スタッフの皆様、そしてこのコンサートでお世話になった、あさぎり町教育委員会の万江さん、昨年末からやり取りを重ね準備してくださり本当にありがとうございました。
そして翌日、ひとよし「森のホールライブ」へと続きます。
石塚隆充「Revolución」発売記念コンサートツアー [ライブツアー]
フラメンコ歌手の弟、石塚隆充の２ndアルバム「Revolución」発売記念コンサートツアー春（第一弾）が終わりました。メンバーは日本国内外で活躍中のベーシストのコモブチキイチロウさん、パーカッションの大儀見元さん。
初日５月８日は六本木アルフィー。ピアニストの国府弘子さん、民謡歌手の木津茂理さんも来てくださり、沢山のお客様と共に大盛り上がり！その翌日９〜１１日まで、名古屋「Star eyes」、金沢「もっきりや」、大阪「ロイヤルホース」にて演奏。楽しかった〜！！
TAKAの歌も、またまた奥行きが出て更に深みを増した感じ。コモちゃんのベースと大儀見さんのパーカッションも、私の中で魂レベルで共鳴しあえる瞬間があって、TAKAの歌と一緒に、色んな音世界を旅した感じです。特に「津軽恋女」は毎回最高だった。
久々の天然キャラのTakaトークは、みんなウケたりハラハラしたり（笑）ステージでは、一ミュージシャンとして演奏してるのですが、ふと自分が「実の姉」だという事を思い出すと、ついつい助け舟を出したくなるわけですが、ここはぐっと気持ちをギリギリまでおさえて...（笑）でも、これが“TAKAの味”のようで、どの会場でもTAKAトークがウケておりました。メンバーの大儀見さん、コモちゃんも絶妙なタイミングで、MCをサポートしてくれるのも清々しかったです。
グラサンバンド（鯖江SAにて。偏光グラスを買ってニッコリ！mami撮影。この後私も偏光グラスを購入。）
そして今回、生まれて初めて「バンドって良いな〜」って感じました。私は中学時代からバンド経験ありますが、人間的にも音楽的にも信頼できて、常に新しい気持ちで、その時に一番最高のサウンドを一緒に作りだそうとする気持ちを持ったメンバーと、バンドとして演奏を続けるのは初めて。人間愛に溢れた素敵なメンバーと、ライブツアー出来た事は最高に幸せです。
リーダーのTAKA、お疲れさま。そしてコモちゃん、大儀見さん、素晴らしい演奏と遠距離運転までしていただき、ありがとうございました。聴きにきてくださったTAKAファンのみなさま、これからも応援よろしく！そうそう、名古屋と大阪のライブで、私がTAKAの奥さんと間違えられましたが「実姉」ですのでお間違えなきように...（笑）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪TAKAスペシャルコンサートのお知らせ♪
７月３１日（水）目黒「ブルースアレイ」にて、石塚隆充の２ndアルバム「Revolución」発売記念スペシャルコンサートがあります。みなさま、是非お越し下さいませ。詳細は石塚隆充HPをご覧ください。CDの収録曲「Amazing Grace」ビデオクリップをどうぞ。
一茶祭り前夜祭でモーツアルト！ [ライブツアー]
遅ればせながら５月４日に長野の黒姫（信濃町）で開催された、小林一茶生誕２５０年記念「一茶祭り前夜祭」のライブ報告です。
当日のお昼過ぎに黒姫駅につくと、空気が美味しくて景色も最高で大感動。でも予想以上に寒くてびっくり。５月だというのに、スーツケースに入れてあったカイロが役立つとは。。。
会場は廃校になった柏原小学校の体育館。（現・柏原体育館）実行委員のリーダーは、中学時代の同級生・大橋雄一君。彼は中学時代にフルート教室に通っていて、学校でもフルート吹きとして有名でした。中学時代から２０代の頃まで、私はずっとフルートの伴奏を頼まれ、ヤマハのオーディションやグレード試験、教室の発表会では参加者全員の伴奏も頼まれたり...懐かしいなぁ〜。その後、彼は結婚して家族と共に長野へ。移住して１８年になるそうです。
...ということで今回は９年ぶりに信濃町を訪れ、サックスのTOMAさんと演奏。
そして大橋君のリクエストでモーツアルトの「フルート協奏曲」を約３０年ぶりに共演。
（久々のモーツアルト...リハ中）
「途中のカデンツァの所で、地元の廃校になった小学校の校歌を入れたいんだけど...」っと相談があり、「なかなか良いアイデアじゃん！」っと言う事で、５校の校歌をメドレーにして、mamiスペシャルアレンジ。せっかくなのでカデンツァの所でTOMAさんも登場して、サックスとフルート、私の声＆ピアノで盛り上がっちゃいました！
一般の方々にはほとんどなじみのない「フルート協奏曲」だけど、ついさっきまで音響や司会をしてた“大橋君”がフルート吹き始めて、みんなびっくり！
途中のカデンツァでは、廃校になった校歌がボサノバやバラード、最後はジャズ風に形を変えて出て来るし（笑）
廃校になった小学校の元生徒さんや、地元の方々の心にも届いたみたいで嬉しかったな。今回のお祭りの為に、私なりに心をこめて時間をかけて書いたつもりなので、アレンジして良かった〜って思いました。
体育館はすごく寒かったけど、演奏したら音楽のパワーとお客さんの拍手で、心がほっこりと温まりました。
（太鼓演奏の女の子達。すばらしかったです）
大橋君も仕事やお祭りの準備が忙しくて、フルート練習する時間が無かったらしいけど、なかなか心に残る演奏でした。音響、司会進行、その他の準備等々フル回転で動き回ってる大橋くんの様子を眺めながら、中学時代の文化祭の続きをやってるみたいな気分になっちゃったな（笑）
バタバタしてて演奏中のスナップは無いけれど、翌日の「一茶祭り」で記念撮影！
懐かしいモーツアルトの「フルート協奏曲」を演奏して、素敵な思い出が又一つ増えました。
大橋君と大橋ファミリーのみなさま、スタッフのみなさま、お疲れさまでした。
そして素敵な思い出をありがとう。
又チャンスがあれば、是非、信濃町で演奏できますように！！
※「カデンツァ」は独奏・協奏曲などで、独奏楽器が無伴奏で即興的に演奏する部分のことです
「MAMI & COMO」New Year Tour !! [ライブツアー]
１月１４〜１５日、岐阜「布武」＆京都「きらきらひかる」にて、ベースのコモちゃん（コモブチキイチロウ氏）と初DUOツアーでした。
コモちゃんとはここ数年色んな場所で共演してますが（フルートの中川昌三さん、フラメンコ歌手のタカミツ、渡辺真知子さんのステージ等）、DUOライブは昨春以来。今回が２回目ということで、なんだか修学旅行のような珍道中ライブツアーとなりました。
以前ブログにも書いたけれど、COMOちゃんとの共演では「前世でも共演してたよね」ってな感じで、とても自然体になれる。演奏中、心が解放される瞬間がいっぱいあって自由になれる。COMOちゃんとでしか作る事のできない、温かなサウンドをたっぷり感じる事ができました。
それぞれのオリジナルや、ボサノバ、スタンダードジャズのナンバー、大好きなラベルの「パバーヌ」、懐かしい昭和の歌から「たそがれマイラブ」もベースで歌っちゃったり（笑）...と、テーマは盛りだくさん！
COMOちゃんが１９才の時に中原中也の詩に曲を付けたという「湖上」をデュエットしたのですが、シンプルで心に染みる素敵な歌でした。そして私が教員時代、卒業間近に教え子の詩に曲を付けた「忘れないで」が、お客さんに好評だったようで「まみちゃん、もっとあ〜いう歌、どんどん歌った方がいいよ」っと、何人ものお客様からコメントをいただき、これも新たな発見。
＠岐阜「布武」
京都では、２年前に東南アジアツアーでご一緒した京都在住のパーカッショニスト・Aki-ra sunriseくんがジャンベで飛び入り参加してくれて、更に盛り上がりました〜！その他、岐阜の「ゆめぽっけ」の子供達、熊本や豊橋で出会ったお客様、そして私の「ビルマからの便り」ギャラリー＆ライブで７年前にお世話になった「なかのしまワイズメンズクラブ」の方々との再会…実り多い楽しい３日間でした。
＠京都「きらきらひかる」
コモちゃんとのDUO、今後も温めながら続けて行きたいと思っています。
休日で激寒の中、聴きにきてくださったお客様、そして「布武」さん、「きらきらひかる」さん、陰でサポートしてくださったスタッフの方々、ありがとうございました。
３月２３日、中目黒「楽屋」にて私のスペシャルライブを予定。
その中で「MAMI & COMO」コーナーも予定してます。ぜひお越しくださいね！
