人吉球磨コンサートツアー （11/30,12/1)

熊本県・人吉球磨コンサートツアーから２週間が経ちました。

昨年７月４日の豪雨による水害から約１年半。
被災した家屋や店舗が取り壊され、更地になってるところが増えていました。

１１月３０日（火）は再建された「ひとよし森のホール」にて、
サックスのTOMAさんとフラメンコ歌手のTAKAと３人で演奏してきました。
たくさんのお客様が聴きに来てくださり、忘れられない一夜になりました。

再建されたホールの響きも素晴らしく、
新しく入った”グランドピアノ”もとても良い状態に育っていました。
このピアノは一年前、私が検品を頼まれで戸塚のピアノ工房で試弾させていただいたYAMAHA S400B。

(2021.12.試弾中のスナップより）

翌日の１２月１日（水）は、最も被害が大きかったと言われる
球磨村の神瀬のお寺「乗光寺」にて、TOMAさんとボランティアライブ。

神瀬に向かう車の中で、今回企画してくださった高崎さん（ご自身のご実家も被災されてます）にいろいろお話を伺いながら、未だ手付かずの家屋や、曲がりくねったままの線路を見て、言葉が出ませんでした。

昨年の７月４日、このお寺のお堂で被災された４０人の方々が４日間過ごしたそうです。
現在は仮設住宅で暮らしていらっしゃるとのことですが、
今回のライブで、やっとみなさんが集まることができたそうです。

想像を絶する状況を超えて、今回のライブに集まってくださった皆さんを思うと胸がいっぱいになり、
初っぱなから涙が溢れました。
でも、みなさん明るくてパワフルで、私たちの方がパワーをいただいてしまいました。

ひとよし森のホール、そして神瀬のライブで出逢ったみなさま、
コンサート＆ライブを企画してくださったスタッフのみなさまに感謝です。

両会場で歌った「旅愁」、神瀬のお寺ライブのアンコールで歌った「思い出の空」が
心の中で鳴り響いています。