「あさぎり中学校スクールコンサート」〜熊本ツアー(3) [ライブツアー]
ツアー3日目(5/27)は、熊本県球磨郡あさぎり町「あさぎり中学校」にてスクールコンサート。
「体育館の真ん中にピアノを置いて、ベースとパーカッションと輪になって、その周りを生徒さんたちが輪になって、自由に好きな場所で聴いてくれたらいいな…。生音の響きを大切にして、みんなとやり取りできる距離感でコンサートできたらいいな」っと心の中でイメージしながら、あさぎり中学校へ向かいました。
到着すると学校の入り口は緑のアーチが!東京育ちの私にとっては夢の様な素晴らしい環境!!
会場となる体育館に入ると、今回のツアー(25&27)でお世話になった素晴らしい調律師の安永さんが、丁度調律を終えた所でした。
「まみさん、せっかくだからピアノのふたを取って、体育館の真ん中にピアノを置いて演奏されたらどうですか?」っと。まさに私がイメージしてたステージの形。以心伝心!
「わ〜、私もそうしたいと思っていたので、是非お願いします!!」
早速みんなでピアノを移動してステージ作り。
音響担当は25&27とお世話になった尾崎電気さん。ご自身も趣味でジャズのビッグバンドで演奏されてるとのことで、いつもニコニコ&私達ミュージシャンの気持ちを大切に、音作りしてくださり助かりました。
(photo by Mane)
コモちゃんとトモヒロさんとのトリオも3日目。同じ曲を演奏していても、いつも新鮮な気持ちで演奏できる。だんだんリラックスして、どんどん楽しくなってきて、毎回どんなサウンドが生まれるかワクワク...。
(photo by Mane)
1曲目はピアノソロで「花のワルツ」まみバージョン。
体育館のピアノは、だいたいどこの学校も酷い状態になってるのですが、安永さんの調律で体育館のピアノとは思えないほど、とても良い状態に蘇り、体育館の外から聞こえる小鳥のさえずりと共演しながら(笑)、気持ちよくソロ演奏できました。
ちなみに安永さんとは2年前“ひとよし森のホール”で出逢いました。私が子供の頃からずっとお世話になってる調律師さん以外で、心から信頼できる調律師さんに出会う事はなかなか無いのです。お話してるだけでピアノへの愛情を感じます。限られた時間&環境の中で、私が求めてる音、鍵盤の状態等を作ってくださり、今回のツアーでは助けていただきました。
そして2曲目はコモちゃんとトモヒロさんがパーカッションを奏でながら後ろから登場。私がスキャット初めて「One Note Samba」。楽器紹介コーナーでは、コモちゃんがアップライト・ベースで牛の鳴き声を奏でてくれたり、トモヒロさんは音楽室にあるタンバリンで華麗な演奏をみせてくれて、生徒のみんなはびっくり。レクチャーコーナーでは「リパブリック讃歌」を色んなリズムで演奏したり「校歌」をその場でアレンジして演奏等々...
約1時間、あっという間でした。
(photo by Mane)
そういえばツアー中、毎回「竹田の子守唄〜五木の子守唄」を歌いましたが、トモヒロさんの方から懐かしい音がカラカラカラ〜っと♪ 実は“ポロンちゃん”の仕業だったのです(笑)私が赤ちゃんだった頃、家にあったなぁ。
最後はみんなで「翼をください」大合唱!みんなの歌声とピアノ、ベース、パーカッションの音が溶け合って、体育館いっぱいに広がりました。思いがけずアンコールも出たので、みんなの手拍子をベースに、スタンダードジャズの定番「Take the A train」!!
終演後、片付けをしてるとそれぞれにサインを求められ、生徒さん達と色んな話をしました。みんな色んな感想を聴かせてくれて、楽しんでくれたみたいでよかったです。
今回のコンサートで「音楽って、楽しいな〜」って少しでも感じてくれたらそれだけで嬉しいな。今迄に色んな学校でコンサートしてきたけれど、大好きなメンバーと共に、未来にはばたく中学生の前で共演できた事は、私にとって宝物です。私の夢が又一つ、実現・・・。
(photo by Mane)
スタッフのみなさん、学校の先生方、たくさんのパワーをくれたあさぎり中学校の生徒さんに感謝。
この日で熊本ツアー・トリオ演奏が終了。3日間共演して、コモちゃんとトモヒロさんの音楽の素晴らしさ、心の温かさを改めて感じました。今後も是非、このメンバーで“まみトリオ”やりたいと思っています。
トモヒロさんは車で東京へ。パーカッションも最高だけど、長距離運転のパワーにもびっくりです。私とコモちゃんは、翌日、小学校コンサート&老人ホームでの慰問演奏へと続きます…。
あさぎり中の先生方と(photo by Mane)
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