「ツクシイバラコンサート」〜熊本ツアー（１）

遅ればせながら、石塚まみ・熊本ツアー（５/２５〜２８）リポートです。

初日５/２５は石塚まみトリオにて、球磨郡あさぎり町の須恵文化ホール「ツクシイバラコンサート」。メンバーは国内外で大活躍中のベースのコモちゃんことコモブチキイチロウさん、パーカッションのヤヒロトモヒロさん。

５月末は丁度、球磨郡に自生するバラの原種・ツクシイバラ満開の季節。

演奏前に自生地の球磨川沿いを訪ねると、こんな可愛らしいツクシイバラが！！

「まみさ〜ん！」っと地元の方に声かけられてびっくり。

以前、錦町音楽祭でお世話になった地元のスタッフの方々でした。

仮設テントの下でお茶とお漬け物をごちそうになり、すっかりいい気分♡

(Photo by Tomo)

このトリオでの演奏は初めて。でも、ずっとずっと前から、私の中ではこのお二人とのトリオのイメージがあり、実現できる日を夢見ていました。

パーカッションのトモヒロさんとは、約１０年前に、ベースの吉野弘志さんのセッションで「アケタの店」で初共演。洞窟のようなライブハウスで演奏しながら、宇宙に飛んで行く瞬間を感じ、その時から私はすっかりトモヒロさんのパーカッションに魅了され、いつかトリオで演奏したい！と思い続けていました。

歌心溢れるベースのコモちゃんには、フラメンコ歌手の弟・TAKA共々お世話になっておりますが、５月はほとんどコモちゃんとツアーで共演してました。数えたらなんと１４日間も（笑）！

ということでこのトリオでの演奏、予想以上に心地よくて風のようにやわらかくて、温かく包んでくれる深いサウンドで...ツアーを終えた今でも余韻に浸ってます。

(Photo by Mane)

オープニング曲は、９年前に球磨郡との出逢いのきっかけとなったアルバム「ビルマからの便り」から「祈り〜Pray」。その他、私が大好きな「亡き王女のためのパバーヌ」、私がインドを旅した時に生まれた「ジョドプールの風」他、日本の歌から「竹田の子守唄」、「五木の子守唄」、スペシャルアレンジで「茶摘み」も楽しかった〜！今回のツクシイバラをテーマにした「おかえりなさい〜ツクシイバラの詩」も演奏。

CD「おかえりなさい〜ツクシイバラの詩」のジャケット画を描いてくださってる、バラの画家・流郷由紀子さんも来てくださり、みなさんにご紹介できた事も嬉しかったです。流郷さんは毎年ツクシイバラの季節に球磨郡の自生地を訪れ、ツクシイバラを描き続けていらっしゃいます。

お客様のムードも流れてる空気もホールの響きも、ピアノの状態も最高で（ピアノについては後日ブログに掲載）安心して演奏できました。音響さん、スタッフの皆様、そしてこのコンサートでお世話になった、あさぎり町教育委員会の万江さん、昨年末からやり取りを重ね準備してくださり本当にありがとうございました。

そして翌日、ひとよし「森のホールライブ」へと続きます。