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「ひとよし森のホール」石塚まみ・コンサート

昨年の7月4日、九州地方を襲った豪雨で被災した熊本・人吉球磨。
17年前から、毎年演奏に行ってる「ひとよし森のホール」も浸水し大変な被害に遭われましたが、今年の2月に再建されたとのことで、5月1日、演奏に行ってきました(直前にPCR検査を受けました)。
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私が昨年末に検品・試弾を頼まれたピアノ(YAMAHA S400B)も良い状態に育っており、再建されたホールの響きも心地よく、約1時間、クラシックからジャズ・オリジナルの弾き語りまで、被災されたみなさまの前で演奏させていただきました。
コンサートの中で、今年1月末に急逝された相良村 ”やまめ庵”の鮒田一美さん(生前お世話になった、川の神様のような方!)へ、追悼の気持ちを込めて弾き語りした「川辺川涙涙」のメロディが、今でも頭の中をぐるぐる回っています。この歌は、鮒田さんと親交のあった、作家の故・毛利甚八さんが作詞作曲した歌で、10年前から鮒田さんより「まみさん、歌ってください」と、リクエストされてたのですが、やっと約束を果たすことができました。終演後、鮒田さんの奥様から「これは鮒田からです」と花束をいただき、胸がいっぱいになりました。

豪雨から10ヶ月。コロナ禍も重なり、まだまだ山積みの復興の中、人吉球磨のみなさんが温かく迎えてくださり、本当にありがとうございました。被災地を歩き、被災されて大変な思いをされたみなさまからお話を伺い胸が痛みましたが、みなさんパワフルに復興に向けてがんばっていらっしゃる姿に、私の方が元気をいただいてしまいました。
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(いつも伺ってるお茶屋さん・立山商店も被災されましたが再建され、美味しい新茶をいただきました)
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(被災した商店。未だ手付かずのところもありました/駅前の仮設店舗では、歌うお醤油屋さんで有名な”馬場商店”のご夫妻にも再会)
森のホールのオーナー・小川さんにとは、これから復興に向けて、明るい未来に向けていろんなお話ができました。引き続き、微力ながらアーティスト仲間と共に応援させていただきます。
17年前、私のアルバム「ビルマからの便り」のギャラリー&ライブを機に、ご縁をいただいた「森のホール」と人吉球磨のみなさんとの出逢いに感謝です。
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(森のホールオーナー・小川さんご夫妻と愛犬パル/被災した日はこの天井まで水が溢れ、パルと一緒に泳ぐようにして避難されたそうです)
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(2021.5.6 夕刊/人吉新聞)

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(被災した青井神社。御神木の前で、チェロの吉川さん、ハーモニカの続木さんとトリオで秋の”じゅぐりっとコンサート”したことがあります。アンコールで「What a wonderful world」を演奏したら、それまで静かだったニワトリが ”コケコッコー!”っと鳴き出して、みんなで大笑い・・・)
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(球磨川の中洲公園/いつも人吉にくるとこの公園のベンチでゆっくりしてますが、まだ立ち入り禁止になっていました。約10年前に、この中洲公園に森のホールのピアノを運び、”じゅぐりっとコンサート”を開催。確か2曲目で大雨が降り出し、人吉のみなさんが私のところに傘をもってかけつけてくださったことを、思い出しました。)

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