『終戦72年特別番組 秘密〜いま明かされる4の真実』
8月12(土)15:00〜16:24TBSテレビで放送された『終戦72年特別番組 秘密〜いま明かされる4の真実』で取材を受けました。
ビルマで戦死した祖父・後藤一味が戦地ビルマで描き、日本の家族に送り続けた”絵手紙”(約100枚)、そしてイタリアでの演奏風景もほんの少し紹介されました。
http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201707281639.html
アルバム「ビルマからの便り」は、この”絵手紙”の絵をテーマに作曲。
というか、”絵手紙”を見ていたら、メロディが自然に降りてきたのです。(弟のMasashiも二曲提供)
今回の取材で、久しぶりに祖父の絵手紙と手紙を読み返し涙がこぼれました。
「美智江(私の母)は元気かね?お父さんが帰る時には、お土産を買って行くよ...」っと、小さな文字でぎっしり書いてあります。
どれも愛する家族へのラブレター。
絵手紙はビルマの穏やかな風景や人々の絵ばかり。
きっと祖父は、平和を祈るメッセージをこめて描いたのではないかと思います。
今回の取材は、7月末、イタリアツアーの直前に、HPを辿ってディレクターさんから取材の依頼され、8月4日に取材を受けました。
全く予想していなかったTVの取材。これはきっと、祖父の仕業かな?っと思っています。
イタリア、人吉、ミャンマーetc...
たくさんの”素敵な出逢い”を、祖父の”絵手紙”がつないでくれました。
毎年この時期になると、今こうして演奏活動出来ることに感謝しなくては…と、平和について考えさせられます。
戦後72年。私の“音楽”を通して祖父の”メッセージ”を発信することが、私のライフワークの一つであると信じています。
人吉ソロコンサート × 小川万莉子「風の通り道」絵画展 [アート]
8月9日(水)熊本・ひとよし森のホールにて、画家・小川万莉子さんの作品展「風の通り道」とのコラボでソロコンサート。
万莉子さんとの出逢いは昨秋。熊本復興支援コンサートの際、会場に展示されてた「風の通り道」と言う作品を見た時、メロディが聴こえてきました。
今回、万莉子さんの作品の中で、色んな“音の風”を奏でましたが、彼女の作品の中に身を置くと、身体がほぐれて心が浄化されて行くのがわかります。作品をテーマに即興演奏したり、新曲「風の通り道」も初演。
衣装はmami作で、万莉子さんが描いてくれました。
(「祈りの音」と万莉子さんと)
「祈りの音」と言う絵は、私の「Pray〜祈り」を聴きながら描いてくれたそうです。それを聴いて…また涙。イタリアに続いて夢のような時間でした。
万莉子さんは熊本・錦町の出身で東京在住。絵画展は20日まで開催されてます。ぜひみなさん、万莉子さんの作品を体感してください!
雨の中聴きに来てくださったお客様(東京からも)、アンコールで飛び入りしてくれた、菅野大地さん、まつだようこさん、佐藤順子さん、そして、いつも素晴らしいご縁を繋いでくださる“森のホール”に感謝。
(イタリアでお世話になったミラノ在住・堂満さんが一時帰国と重なり、聴きにきてくださいました)
(リハ風景/右上の「piano」の絵は、万莉子さんがプレゼントしてくれました)