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お赤飯 [雑感]

昨日(12月26日)は急にお赤飯を食べたくなり、たまたま自宅に餅米と小豆(いつもは”ささげ”で作るけど)があったので久々に作った。

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餅米と小豆の下準備しながら、昨年12/26に他界した母方の祖母の事を思い出した。
祖母は祖父(「ビルマからの便り」の絵手紙を描いた後藤一味)がビルマで戦死した後、再婚。
縫製業を営み、たくさんの服を世に出した。和裁も洋裁もプロだったけど、お料理は決して得意ではなかった。
でも“お赤飯”と“茶碗蒸し”は得意でとても美味しかった!

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私は子どもの頃茶碗蒸しが大好きで、岐阜の祖母宅に行くと“どんぶり”で茶碗蒸しを作ってもらった(笑)
当時、私の家はお風呂が無かったので、岐阜へ行くとお風呂に入る事も楽しみだった。
台所の横が小さなお風呂場。湯船の横にガラス窓があり、窓をあけると台所。

「おばあちゃ〜ん、湯船でジュース飲んでもいい?」っと頼むと、
「ええよ〜〜、」っと、大好きなジュースを差し入れてくれた。

湯船で、ジュースを瓶で一気飲みするのが最高の楽しみだった!!
今だったら、ビールかな(笑)
お正月はいつもみんなで集まって、楽しかった。
祖母は再婚したので”おじいちゃん”も居た。
 私たちとは血はつながってないけれど、そんな事関係ないほど、
心は繋がっていて、やさしくて、あったかい思い出ばかり。
おじいちゃんは、 いつもお正月には”お餅”を焼いてくれた。
 
..... 色々思い出すときりがないな ...。

そしてたまたま昨夜・祖母の命日に、
 日本・ミャンマー国交樹立60周年記念NHKラジオドラマ「血の絆」が放送された。
私はそのラジオドラマの音楽を担当させていただいた。
ディレクターのキンエイ・ンゲさんと一緒に放送を聴きながら、思わず涙が溢れた。
彼女との出逢いもラジオドラマも、全てはビルマ(ミャンマー)で戦死した祖父の“絵手紙”から繋がっている。その放送日が祖母の命日…。とても不思議。

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(約10年前。岐阜でコンサートの時に。祖母・キンエイちゃんと3人で)

来年は戦後70年。
祖母の言葉「戦争はもう、こりごりやわ…」っという言葉が沁みる。

戦死した祖父の“絵手紙”=Love Letter にこめられた平和への祈り、
これからも音楽を通して、伝えて行きたいと思う。

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...ということで、色々な思いに溢れながら朝を迎えて、昨日作った“お赤飯”を食べる。

母が教えてくれたレシピで、母がくれた“セイロ”で蒸し上げるお赤飯はやっぱり美味しい。

(母は“栗入りお赤飯”が定番で絶品。来年の秋は、栗入りお赤飯を作ろう!!)



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sup-port. よしだ

明けましておめでとうございます。
まみさんのラジオ出演、お疲れ様でした。[るんるん]フォンテーヌ~のスタジオライヴバージョン、素敵なサプライズでした。
今年もご活躍をお祈りしています。本年もど。
by sup-port. よしだ (2015-01-02 13:31) 

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