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NHKラジオドラマ「血の絆」音楽担当(日本ミャンマー平和条約60周年記念) [雑感]

日本・ミャンマー平和条約締結60周年記念ラジオドラマ「血の絆」の音楽を担当しました。年末、国内外で放送される予定です。このドラマの原作は、ミャンマーを代表する女性作家ジャーネージョー・ママレイが1973年に発表したベストセラー小説「血の絆」。日本でも映画化されています。(詳細はHPを→ http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2014/11/006.pdf

ラジオドラマのディレクターはNHK国際ラジオ放送のキンエインゲさん。私のブログでは掲載済みですが、私の祖父が戦地ビルマで描き、家族に送り続けた絵手紙に曲を付けたアルバム『ビルマからの便り』がきっかけで、キンエイゲさんと出逢いました。彼女とはきっと前世から繋がってるかも?と思うほど...不思議な繋がりを感じます。
そんな流れもあって、今回の音楽を依頼され、喜んで担当させていただきました。
このドラマのシナリオを読みながら、改めて戦争と平和について考えさせられ、ドラマの主人公の複雑な気持ち、戦死した私の祖父の絵手紙に込められた家族への愛、平和を祈るの思いも重ねながら、ラジオドラマの音楽を作曲しました。

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戦死した私の祖父だけでなく、ビルマの人々も巻き込まれ、当時たくさんの命が犠牲になった話は、ドキュメンタリー番組の取材の時に、戦争を体験されたミャンマーの方々からもたくさんお話を伺いました。ミャンマー出身のラジオディレクター・キンエイさんとは、生まれた国も、育った環境も全く違いますが、平和を祈る気持ちは同じです。「みんなの心が温かくなるように、私たちにできる事は無いだろうか…」といつも話していたので、今回のラジオドラマ制作に関わる事が出来て、とても感謝しています。

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ドラマの劇伴音楽は9月にレコーディング。 『ビルマからの便り』に収録されてる「Pray〜祈り」も新しいバージョンで流れます。その他、書き下ろしの新曲や10年前にミャンマーを訪ねた際、シュエダゴン・パゴダで収録した人々の祈りの声、風の音、竪琴の音等、現地の音もミックス。ミャンマーで人気の竪琴奏者の方の演奏や私の末弟・石塚隆充(フラメンコ歌手)もギターで参加するなど…色んな形でミャンマーと日本の音が溶け合った瞬間もあり、国際放送はミャンマー語で、国内放送は日本語でドラマが制作されますので、それぞれにOAが楽しみです。

ディレクターのキンエイゲさんとの出逢い、10月の増上寺「ミャンマー祭り」ライブ、11月のヤンゴン日本人学校創立50周年記念コンサート、そしてラジオドラマ「血の絆」…全ては祖父の絵手紙から繋がっています。

年末のお忙しい時期かと思いますが、12/26(金)21:05〜21:55NHKラジオ第一放送にて、ぜひ聴いてくださいね。

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〜日本・ミャンマー外交関係樹立60周年記念 ラジオドラマ「血の絆」放送予定〜

(海外向け)NHKワールド・ラジオ日本(ビルマ語放送)

12 月 22 日(月)~25 日(木) 後7:45~8:00 ほか (全4回)

●NHKワールド・ラジオ日本(日本語放送)
12 月 26 日(金)後9:05~9:55 27 日(土)後 1:10~2:00(再)

●(国内向け) NHKラジオ第1
12 月 26 日(金)後9:05~9:55

 


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