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「人吉第一中学校」スクールコンサート [ライブツアー]

10/31、熊本県人吉の人吉第一中学校(一中)にてコンサートしてきました。
都会からは想像できない、木のぬくもりと温かい空気が流れる校舎...。
全く一人でスクールコンサートは久々で、とても新鮮でした。

オープニングはソロ・ピアノで「Spain」、そして弾き語りで「風が待ってる」。
途中でブラスバンドのパーカッションの生徒さんを呼び込んで、「リパブリック讃歌」をセッション。
急に呼び込んで、みんなびっくりしてドキドキしたでしょうけれど、バッチリ楽しいセッションになりました。
サポートしてくれたパーカッションのお二人(1年生の山岡雅明くん、2年生の末羽睦美さんありがとう!

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(入り口にはこんなメッセージが!)

「一中の校歌」をmami流弾き語りに続いて、私が中学3年の文化祭で唄った「竹田の子守歌」を弾き語り。
あの頃の私は早く一人前になりたくて、早く音楽の仕事がしたかった。
夜中、家族が寝静まった部屋の机の上で合唱祭の為の曲を、生まれて初めてコーラス用に編曲して、クラスみんなの声をイメージしながら、楽譜を書いてる自分が楽しかった。譜面を書いてる時、ワクワクして早く音にしたかったんだ。あああ、懐かしい...。
(これはまた別途、ブログに書きます)色々と中学時代を思い出してしまいます。

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コンサートの後半では、人吉との出会いのきっかけとなった「ビルマからの便り」からも演奏。
続いて一中のブラスバンドとセッション。
ブラスバンドのレパートリーをリストアップしてもらって、私が選んでぶっつけ本番!曲は「マルマルモリモリ」、そして私の小学時代に大流行りしたフィンガーファイブの「学園天国」。すごく楽しかった〜!!「学園天国」はいつ聴いても元気が出る楽曲。そしていつの時代もかっこいい〜。「これは弾き語りで共演させてもらえばよかった...」と、後から思いました(笑)

一中のブラスはコンクールではいつも上位入賞するなど、とても盛んだというお話を聞いていたのですが、3年生が引退した直後で人数が減ってしまったとは言うものの、とても素晴らしいサウンドで、みんなと共演できて幸せでした!!

IMG_9165.jpg
                         (photo by Torigoe)   

ラストは全員でコーラス。
イントロは みんなの声で”風” をイメージしてインプロ。そして「ふるさと」をコーラス。
先生も生徒も私もみんなで大合唱。
体育館に溢れた声のシャワーを感じながら、胸がいっぱいになりました。
思い出すと涙が出ます。

後からわかったのですが、一中の音楽&ブラスバンド担当の椎葉先生は、
実は私の卒業した国立音楽大学の先輩だったのです。
先生というよりもミュージシャンという感じで、とても温かくて素敵な先生でした。

今回のスクールコンサートでお世話になった地元の方々、先生方ありがとうございました。
そして、たくさんのパワーをくれた一中の生徒のみんなに感謝です!
一中のみんな、夢に向かって羽ばたいてね!
又チャンスがあれば是非、一中のみんなと会いたいです。


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トントン

まみさんの”愛ある夢”は中学時代に開花していたのですね。

僕の海外体験の中で、いつか日本でもこんな時代が来ればいいなと思った事があります。

その一つは、ロンドンフィルで自らピアノを演奏しながら指揮をする、ダニエル・バレンボイム(アムステルダム・コンセルト・ヘボーの時代から大好き)。本拠地「クィーン・エリザベス・ホール」でブラームスを演奏し、満員の聴衆を魅了した翌日、同じくテームズ川沿いの小さな「パーセル・ルーム」で学生達を集め、格安料金で公開ピアノコンサート&レクチャー。

前夜のタキシード姿から、ジーンズ・Tシャツ姿。学生たちを舞台上のピアノの周りに勝手に座らせ、自分が若い頃一番好きであったコンチェルトを演奏。その後、希望者に挙手をさせ、学生のピアノ演奏。真剣に横で聴き、幾つかアドバイス。最後は必ず、良かったところを一か所は褒め、肩をたたきエール!

たしか、アンドレ・プレヴィンの時も同じ。彼はクッシックを真面目に演奏をしていても、誰かが咳払いをした瞬間から突然ジャズに脱線!
生徒も手をたたき、踊りだし、中にはトランペットの真似まで、大喜び!

今思うに、まみさんの人吉一中の生徒も、ロンドンの生徒たちも、同じ表情、同じ気持ではなかったかなということ。

僕がいつか日本でもこんなコンサートがあったらいいなと思ったことを、
まみさんは自分の中で育んできた音楽の楽しみを、まみさんはまみさんスタイルで既に実践されていたのですね。

次の世代の若者たち、彼らと視線と気持ちを合わせ、
一緒になってまみさんはエールを贈り、
音の玉手箱を見せてあげる愛と夢のある優しい姿。
バレンボイムもプレヴィンもまみさんと気持ちは同じ。

異なることは美しい町に流れる川が、球磨川とテームズ川の違いだけ。
by トントン (2011-11-20 02:16) 

maming

トントンさま。
なんだか、私の気まぐれ日記なんか読むよりも、トントンさんの書き込みを読んでいる方が、色々勉強になります〜(笑)いつもありがとうございます!
バレンボイムもプレヴィン...も、素晴らしいなぁ。
今回の人吉一中でのセッション等は私の昔からの夢でした。初めの一歩かもしれません。私は私のスタイルで、これからも子供達の夢を広げるきっかけ作りのお手伝いができればいいなって思います。

by maming (2011-11-21 17:40) 

トントン

まみさん

僕の書き込みが勉強になるなんてとんでもない!
まったく逆!

食いしん坊の僕は、いろいろ食べ歩きし、体型もそれなりに(笑)。
時々、仲間から「トントンはグルメだね、いろいろの店を知っているし」と
言われることがあります。
とんでもない!人より味覚が卓越しているなんて、考えたくもありません。
誰が食べてもおいし物は美味しい!それだけ。

僕はその美味しい料理を作ってくださるシェフこそ素晴らしいと思い、
どんな方がこのおいしい料理を作ってくださるのか興味津々!
おかげで、シェフのお友達が何人もいます。
お皿の中に、彼らの優しさ繊細な技を感じた時、心にシンフォニーが流れます。

僕はまみさんが魂をこめて奏でる音楽の世界にいつも感動し、
心に安らぎと夢を覚えます。
そして演奏を離れた、まみさんの優しさの源泉を知りたくブログファンに。

僕の書き込みは、そういえば以前こんなこともあったなと、ただ記憶を
書いているだけ。勉強になるなんてとんでもない!
バチが当たります。
by トントン (2011-11-22 00:20) 

明石のかもめ

いつもまみさんのライブのブログをみて思うのですが、すごく温かみを感じます。中学校の生徒さんといっしょに唄うなんてすごくいいことだと思うんです。まみさんの温かさがしみじみと伝わります。
追伸)先日、神戸マラソンがありましたよ。私は3月にフルにでますが、まみさんは走られてますか~
by 明石のかもめ (2011-11-23 21:09) 

maming

トントンさま。
お皿の中のシンフォニー。う〜ん、いいですねえ。
子供の頃、母に「あなたの料理には愛情が入ってないのよ!」っとよく怒鳴られました。当時(小中学生の頃)は、「愛情」とか「心をこめる」という意味がわからず...。でも、母に怒鳴られてよかった(笑)今はわかるような気がします。
料理も音楽も心をこめて...ですね。今後ともメッセージよろしくです。
by maming (2011-11-28 23:55) 

maming

明石のかもめさま。
メッセージどうも!私はスクールコンサートでは、できるだけ生徒さん達と一緒にセッションするコーナーを作っています。
それもその場で、お互いに何が起こるかわからないワクワク感の中で。子供達と同じ目線に立って、一緒に音を創ったり感じたり...そんな楽しい瞬間を共有できればいいなと、いつも思ってます。きっと唄いたくない人、音楽に興味の無い人も居るかもしれない。でも、色んな人が居ていいと思います。私は子供の頃、家には当たり前のように“音楽”があったので、その温もりや楽しさが少しでも伝わったらいいな〜っと思ってます。
フルマラソン!すごいですね〜。私はまだまだハーフ止まりです(笑)明石のかもめさん、頑張ってくださいね。私もいつか、フにル挑戦してみたいな...。

by maming (2011-11-29 00:01) 

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