「1000の風と1000のチェロ」を鑑賞して...。 [雑感]
一昨日、女優でありエッセイストでもある中井貴恵さんが、地元の糀谷小学校で読み聴かせの会（朗読）をされたので行ってきました。（貴恵さんとはこの秋、渡辺真知子さんのご紹介で出会い、朗読ライブを聴きに行くのは初めて）
久しぶりの小学校の空気、子供達の声、体育館の懐かしい香り....。
保護者席にすわって子供達の様子を眺めながら、ワクワクしながら「1000の風 1000のチェロ」というお話を鑑賞。
ステージの上には、大きな白い布に描かれた素敵な絵本。
音楽はチェロとピアノの生演奏。
貴恵さんの表情豊かで奥行きがあって、心がほっとする温かな声を聴いてると、
どんどんお話の世界に引き込まれて行き、気がついたら私は涙がボロボロ...。
子供達も静かにじっと聴き入って、会場が一つになってました。
この物語は“いせひでこさん”の作品で「阪神淡路大震災復興支援1000人のチェロ・コンサート」をテーマに描かれた絵本ですが、（詳細はHPをどうぞ→ http://nakaikie.com/）私は恥ずかしながら、この物語の存在＆コンサートの事も知りませんでした。3/11東日本大震災の復興支援を考える上でも、同じ音楽に携わる人間として、音楽を通してメッセージを発信するという事の意味と大切さを、改めて考えさせられました。
朗読も音楽も布の絵本も照明も、全部素晴らしかった。
たくさんの人達に聴いて欲しい＆観て欲しい作品です。
作曲＆ピアノを担当された荒井素子さんの繊細なメロディも印象的でした。
そして何よりも貴恵さんの心温まる朗読と素敵な“ 輝き ”に触れ、
とっても幸せな気持ちになりました。
１２／１９（月）渡辺真知子さんのクリスマスコンサートに中井貴恵さんがゲスト出演されます。
貴恵さんの朗読と私のピアノで「くるみ割り人形」をコラボ。
久しぶりにじっくり絵本を読み、チャイコフスキーの音楽と向き合って、
私なりに、日々作編曲に取り組んでる所です。
私が大好きな真知子さんの歌と、素敵な貴恵さんの朗読とのコラボ。
今からワクワクします...。
お時間あれば、是非いらしてください。
<P.S.>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先週の人吉コンサートツアーから始まり、ずっと感動の日々が続いてます。
感動の涙ばかり流してます。
心が落ち着いたら、後日ゆっくりツアー報告掲載します！
こんにちわ～まみさん。
1000の風と1000のチェロ私もよく知りませんでした。「阪神淡路大震災復興支援1000人のチェロ・コンサート」をテーマに描かれた絵本なんですね。今度みてみます。明石に住んでるんで、阪神淡路大震災はまともでしたから。。。
12月19日頑張ってくださいね。関西なんで、予定がつきそうにありません。（涙）
by 明石のかもめ (2011-11-05 21:50)
形・音域が人間に一番近い楽器といわれるチェロ。憧れる楽器です。
1000人のチェロ。当時、予定があり、残念ながらコンサートには行けませんでしたが、ニュースやテレビでも大きく報道されました。
奏者がそれぞれの想いでチェロを抱きしめ演奏し、ほかの人が奏でる優しい想いの音に、大きく抱きしめられて演奏する姿が印象的でした。
音の海に心が揺れました。
30歳の時、父が天に召された冬の夜、窓を開けると外は静かな雪。
生前父が好きだったフォーレ「夢のあとに」を聴かせてあげました。
チェロは今でも遠い記憶を心の中によみがえらせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=L3OCMOaII1Q
by トントン (2011-11-06 19:17)
明石のかもめさま。
明石のかもめさんもその地域でしたね。きっと大変な思いをされた事と思います。今年の７月に被災地の気仙沼に行き、映像ではわからない、がれきの山を目の前にして涙が溢れました。
「1000の風と1000のチェロ」読んでみてくださいね。素敵な絵本です。１２／１９は残念ですが、いつかどこかで！
by maming (2011-11-12 09:06)
トントンさま。
当時私は、中学校の教員をしていたのかと思います。
ニュースを見たような気がするけれど、日々の仕事に追われ、覚えていません。トントンさんの紹介してくれた動画を見て、胸がいっぱいになりました。生で聴いたらきっときっとものすごいでしょうね。
お父様が旅立たれる時、「夢のあとに」を聴かせてあげたなんて素敵です。私も大好きな曲です...。
by maming (2011-11-12 09:14)