日本ビクター新作ヘッドフォン・発表会にて [レコーディング]
久々に東京の話題です。
久しぶりの青山ビクタースタジオ。いつもならディレクターやプロデューサーの方々がコントロールルームにいらっしゃるのに、今回は技術業界のプロフェッショナル及び、プレス関係の取材の方々がずらり〜。いつもとは全く違ったシチュエーションにてボーカル・レコーディング&新商品ヘッドフォンのお披露目。
私がスタジオワークを始めたのは二十歳。ドラマの劇伴やCM、コーラス、ボーカル、ピアノのレコーディング等でずっと携わってきてますが、スタジオ録音現場ではヘッドフォンはとても大切な役割をします。録音ブースに入って演奏する際、自分が奏でる音を確認したりオケの音を聴いたりetc...。録音ブースとコントロールルームの方々とのやりとりを繋ぐのもヘッドフォン。(もちろん、モニタースピーカーでプレイバックする事もあります)
スタジオ録音現場ではソニーのヘッドフォンが定番ですが、新しく開発されたビクターの新商品「HA-MX10-B」を使ってみたら、これがなかなか自然な響きで気持ちよかったのです。実際にスピーカーから出てる音と、ヘッドフォンから聞こえる音の響きに差が出ない様に、(その他色々専門的な事は私には説明できないのですが)開発されたらしいのですが、とても心地よく奥行きがあり、低音域の響きもいい感じ...。耳の皮膚への圧迫感もなく、唄っていてとても心豊かな気分になりました。
全体をまとめていらっしゃったのは、ビクタースタジオ長であり素晴らしいエンジニアの高田さん。私のCD「思い出の空」、「My Funny Valentine」などのレコーディングでもお世話になっています。そして今回の録音を担当されたのは、ビクタースタジオのエンジニアであり次長さんの秋元さん。収録曲はmami曲「風が待ってる」。
秋元さんには初めて歌録りしていただきましたが、限られた時間の中でさくっといい感じにバランス取ってくださり、何のストレスもなく心地よく唄わせていただきました。
そして集まってくださったプレス関係の取材の方々も、私がどんな音をヘッドフォンで聴きながら唄っているのか(録音してるのか)、全員ヘッドフォンをつけて試聴&音を体感していただいたわけです。全員が細部の音までヘッドフォンで聴きながらレコーディングするいうのも初体験。その他開発を担当された技術部の方々のお話があったり...と、いつもとは違う緊張感の中、とても興味深いレコーディングでした。
ビクターの新作ヘッドフォン、ピアノの音はどんな風に聴こえてくるんだろう?
ぜひ今後のレコーディングで、使用してみようと思います。
世の中へ新しい物を発信する為のお手伝いができて、気持ち良いレコーディングでした。
自宅でヘッドフォンなんてほとんど使わないと思いますが、みなさまチャンスがあればぜひ「HA-MX10-B」の響きを体感してみてください。
※「HA-MX10-B」についての詳細情報はネットに掲載されてますので、検索してみてください。
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