黄色い大っきい笛
「黄色い大っきい笛が、ふぁーってなって、音も大きくて、良い感じの音ですごかった。あれは凄い。ぼくのと全然違う」
パーカッションの笛のことかと思ったのですが、後からよくよく聞いたらTOMAさんのサックスのことを言っていることが判明 (笑)
サックスを「僕のより大きい黄色い笛」と言ってしまう子どもの感性に笑ってしまいました。
それから、ひびきが帰り道に「なんにも心配いらないね〜」と急に歌いはじめたのにもびっくりしました。彼はたくさんのものをまみさんのライヴから持ち帰ったようです!
・・・
これは、先日の「まみのなつまつり」に来てくれた4歳の男の子のお母様から届いた感想メール。
トマさんのサックスを大きな黄色い笛を感じてくれたり・・
初めて聞く私の曲「風が待ってる」、
♪何にも心配いらないよ〜を、帰り道に歌い出してくれたり・・
思わずほっこりしちゃいます。
ひびきくんは、ライヴが凄く楽しかったようで、次も絶対行く!と、言ってくれてるみたいです。
私も精進しなくては!
TOMAさん”黄色い大きな笛” 奏で続けてくださいね。
終戦記念日
8月15日、終戦記念日。
毎年この日は、ビルマで戦死した祖父・後藤一味(享年33歳)のこと、そして戦争によって亡くなった方々のことを思います。
祖父は戦時中、戦地ビルマで絵手紙を描き、日本の家族(私の母・祖母)に送り続けました。絵手紙は約30枚、文章のみの葉書は約100枚残っています。私は子供の頃から、なぜかこの絵手紙が好きでした。20年前に絵手紙の絵に曲をつけ、アルバム『ビルマからの便り』が生まれました。
祖父の”メッセージ”が”メロディ”になって降りてきたのだと信じています。
今、生かされてることに感謝して、平和が続くことを祈ります。
そして今年もアルバムに収録した「Pray〜祈り」の動画を掲載します。
この曲が生まれたのは暑い夏の日の真夜中。74年前に届いた祖父の絵手紙もご覧ください。
まみのなつまつり終了!
8月10日(土)「第6回まみのなつまつり」バリアフリーコンサート、無事終了。暑い中お越しいただいたお客様、ありがとうございました。
私が生まれた大田区から発信する手作りコンサート。初回はアーティストの故・八田淳さんのクレヨン画とのコラボから始まり、6回目を迎えることができたのも、素晴らしい音楽仲間、地元の友人、応援してくださるお客様のお陰です。
(左端の”まみのへや”が早替えブース)
今年は私のピアノ生活50年をテーマに、映像を映しながら、私のピアノと歌を軸にストーリー仕立てでお送りしました。
衣装の早替え”6回”したのも人生初!中学時代のシーンでは、40年前に母が作ってくれたセーラー服を着て、母作の”E.YAZAWA”バッグを持って登場(当時、矢沢永吉さんの歌が好きで、バッグ買えないので母に刺繍してもらった)。これが一番びっくりされたみたい?!です。
この50年を2時間にまとめるのはとても無理ですが、
振り返ってみてとても印象的だったのは、中学2年になる春休みに中村紘子さんにファンレターを送り、直筆のお返事をいただいたことです。このハガキが今でも残っていて、今回のステージでは映像を映しながらお手紙をナレーションしていただきました。
「お便りありがとう。
ピアノは 一日20分の練習ではお上手にはなりませんよ。
何事も心をこめて勉強すると 時間がかかるものです。
頑張ってね」
中村紘子さんからいただいたメッセージ、歳を重ねた今、とても心に沁みます。
当時の私は、一体どんな手紙を送っていたのでしょうか?
私は、自分で自由にピアノを弾いてることが好きだったので、ピアノの先生から出される宿題の曲はつまらなくて、20分くらい練習して終わりだったのだと思います。
中村紘子さんに、恥ずかしい文章を送ったのではないかと・・?想像します(汗)
レギュラーメンバーのサックスのTOMAさん、フラメンコ歌手のTAKA、ゲストで初出場のパーカッションの安井源之新さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
影アナウンス&ナレーションしてくださった寺沢龍二さん、飛び入り参加してくれた、中学の同級生・美術&音楽クラブの仲間(長谷川泰くん、松井直美さん、大橋雄一くん)、詩の朗読をしてくださった中学時代の担任・深山キクエ先生、弾き語りをしてくださったDJ.SUSHIさん、鼓の浅井詠子さん、八田淳先生役の山本茜さん、スケッチのかりや淳子さん、着付けの瀧田ひなこさん、映像・音響をサポートしてくれた藤木和人さん、超多忙な中で企画・台本・舞台監督してくれた瀬戸雅美さん、調律の伊藤力生さん、そのほか裏方で手伝ってくれたスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
(アンコールはみんなで「風が待ってる」♪)
”まみのなつまつり”コンサート、
私が元気な間は続けて行こうと思います。