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5月25日(土)「Gebet Pastorale〜田園への祈り」


5月25日(土)、熊本の人吉カルチャーパレス大ホールにて、株式会社ユネット清風薬局創業30周年記念コンサート「Gebet Pastorale〜田園への祈り」無事終了しました。


15年前に初めて人吉で演奏した時と同じホールで、大好きなガーシュインのピアノ協奏曲「ラプソディ・イン・ブルー」、そして30年来の友人であり作曲家の岩代太郎さんがオーケストレーションしてくれた「風が待ってる」をスペシャルオーケストラと初演できたこと、感無量でした。
アンコールは、人吉との出逢いを繋いでくれたアルバム『ビルマからの便り』より「Pray〜祈り」をソロで演奏。この曲は、2年前に他界された清風薬局の会長・白石敬旺さんが、とても気に入ってくださってた曲でしたので、思いを込めて演奏しました。


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オーケストラのみなさん、指揮の後藤龍伸さん、コンサートマスターの原雅道さん、九州交響楽団を中心にメンバーを集めてくださったチェロの宮田浩久さん、温かな音をありがとうございました。終演後は、オケのシャワーを浴びて、心と体が浄化されました。

 

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そして、司会の矢部絹子さん、ピアノ調律師の安永さん、舞台監督の大西毅さん、小川香さん(森のホール)ほかスタッフのみなさん、主催・企画してくださった清風薬局社長の白石貴裕さん、聴きに来てくださったお客様、本当にありがとうございました。

 

※15年前の人吉との出逢いについては下記をご覧ください。

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〜人吉との出逢い〜

 

出逢いのきっかけは、2001年にリリースした、アルバム「ビルマからの便り」。

私の母方の祖父・後藤一味は、第二次世界大戦中、ビルマ(現・ミャンマー)で戦死しております。祖父は戦地ビルマで、日本の妻と娘(私の祖母と当時2歳だった母)に、ビルマの風景や人々の様子を描き、絵手紙を送り続けました。70年以上経った今でも残っていますが、私はこの”絵手紙”の絵が子どもの頃から大好きでした。会ったこともない祖父の絵を見ていると、いくつもの曲が降りてきました。その曲たちを収録したアルバムが「ビルマからの便り」です(弟の石塚雅司も3曲提供)。

2004年の1月、このアルバムの記事が朝日新聞の全国版に掲載されました。その記事を読んだ清風薬局会長の白石敬旺さんから「ぜひ、ギャラリー&コンサートをやってほしい」との連絡が入り、2004年5月23〜25日、”人吉カルチャーパレスホール”、”ひとよし森のホール”にて3日間開催。アルバムに参加してくれた弟の雅司、妹の里奈、そしてサックスのTOMAさんも共演。これが私にとって初の人吉公演となります。その後、毎年のように人吉で演奏するようになり、今回のオーケストラとの共演につながります。

 

実は白石会長のお父様もビルマで戦死されており、私の母と思いが重なったのではないかと思います。いつも平和を祈っていらっしゃいました。

 

...辿って行くと、70年前にビルマで描いた祖父の”絵手紙”が素敵なご縁を繋いでくれました。

 

下記は15年前の人吉公演の写真です。

 

 

「ミャンマーの風」@人吉カルチャーパレス大ホール

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「ビルマからの便り」ギャラリー&ライブ@森のホール

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 (左奥にいらっしゃるのが、小川香さんと白石会長)

 

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 (左上:祖父・後藤一味/右上:私の母・当時2歳半)

 

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(ビルマから届いた絵手紙より・画:後藤一味)

 


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